THE SECOND ノックアウトステージ16→8(A~Dブロック)@フジテレビ本社
前回の32→16のときに比べると、観覧客の数がかなり増えていた印象。
あと、今回は一般客だけではなく後ろの方にプロ観覧みたいな人たちもいて。
点数が出るたびに「お~!」みたいな声を上げていてプロだなあ…と思った。
前説:素敵じゃないか
前回は普通にMCが登場してオープニングアクトのくらげがネタ披露という感じだったけど、今回は素敵じゃないかがMCとしてルール説明も兼ねた前説的役割を。
そして練習も兼ね、オープニングアクトのイチキップリンさんがピンネタ披露。
○イチキップリン アナゴさん
2分ぐらい?の短いネタ。
・1点:5人、2点:42人、3点:53人 ⇒248点
そして本番へ。
MC:マヂカルラブリー、小室瑛莉子アナウンサー
改めてのルール説明と、現在残っている16組の紹介
野田「モダンタイムスは…?」村上「勝ってるわけねえだろ」w
出場者のことを指して「僕らが勝てなかった人たちですから」「勝てないまま卒業されていった方々」と表現する野田さんがリスペクトに溢れていて素敵。
【Aブロック:2丁拳銃 vs スピードワゴン】
○2丁拳銃 ランプの魔人
勝手に寄席的なネタをするんじゃないかと想像していたら、6分みちみちに詰まった掛け合いの漫才でかなり面白かったな!
この芸歴で賞レース現役感のある新ネタおろせるの、めちゃくちゃ凄いことだと思う。
○スピードワゴン 四季折々の恋
近年のスピワの代表作とも言うべきこのネタ。
当然面白いネタだし十分ウケてたけど、正直もっとウケてるとこも見たことあるしな…どうだろ…と途中まで思ってたら、後半の展開をバチバチにハメてきて見事。
万遍なくウケてた2丁拳銃、箇所箇所の爆発でいえばスピードワゴンっていう印象でどっちが勝ってもおかしくないなとは。
・2丁拳銃 1点:2人、2点:23人、3点:75人 ⇒273点
・スピードワゴン 1点:1人、2点:15人、3点:84人 ⇒283点
高得点の2丁拳銃をスピードワゴンがさらに上回ったのを見て、32→16とはもう全然質の違う戦いだなと思った。
【Bブロック:流れ星☆ vs 三四郎】
○流れ星☆ 怖い話/お化け屋敷
初っ端からセットを使ったギャグに、マヂラブを引用したツカミとフルスロットル。
本ネタも強いやつ3つをドッキングさせていてかなり本気を感じる仕上がり。
分かりやすい笑い所で拍手笑いをガンガン起こしてたし、2丁拳銃のネタを被せて笑いをとるような余裕も凄い。
けど勝ちを確信できるほどの、圧倒的なウケ量だったかと言われるとちょい疑問が残る感じ(流れ星に期待するものが大きすぎるというのはある)。
○三四郎 占い師
前半割とゆったりした感じだったけど、後半2分ぐらいがエグいぐらいとにかくウケまくりで凄かった!
ひたすらお笑いファンめがけてのやつを物凄い熱量で投げかけられるものだから、凄く笑ったし体感でも今日イチのウケ。
正直、こと賞レースにおいては認定漫才師ごろがピークだと思ってしまってたところもあったので、久々にこんなにもバッキバキの三四郎を観ることができて感動すらあった。
・流れ星☆ 1点:1人、2点:22人、3点:77人 ⇒276点
・三四郎 1点:1人、2点:9人、3点:91人 ⇒290点
ウケでいえば完全に三四郎、ただネタの内容が内容だっただけに点数は分かんないな…と思ってたから、初の2点1桁でめちゃめちゃびっくりしたし声出た。
2点22人が出た瞬間に、ちゅうえいさんが厳しそうな表情を浮かべていたのが印象的だった。
【Cブロック:COWCOW vs 超新塾】
○COWCOW 子育てできる男
とにかく拍手の誘発っぷりが凄くて!寄席で何度観たか分からない超鉄板のくだりに、後半の畳みかけ。
賞レース仕様にチューンナップされていて、客席をCOWCOW色に染めながらがっつり盛り上げていて凄かった。
体感ではここも290点ぐらい出るんじゃないかってぐらいに。あとMCのマヂラブがよく笑っていた印象。
○超新塾 ホスト/接待ゴルフ
久々に生で観たけどこの人数の多さはやっぱ強いなと改めて思ったし、しょうもないボケでも4人がかりでやられると否応なしに笑っちゃうとこある。
正直前半だけならCOWCOWの勝ちかなと思ったけど、後半のネタがリズムよくテンポよくで楽しさ倍増で。
・COWCOW 1点:1人、2点:24人、3点:75人 ⇒274点
・超新塾 1点:2人、2点:21人、3点:77人 ⇒275点
体感ではCOWCOWかなと思っていたので、意外と点数が辛くてびっくり。
【Dブロック:ラフ次元 vs ギャロップ】
○ラフ次元 隠し事
前半テーマに則ったボケの連発でそれもかなりウケていたのに、後半怒涛のように前半のボケを回収していく鮮やかな構成で物凄く綺麗なウケ方。
個人的には綺麗!が上回ってそこまでハマりきらなかったけど、とにかくよくウケていたし、何より良いネタ。
○ギャロップ 電車
ハゲネタじゃないことに驚いたけど、共感性の高いネタの内容でガンガン笑いをとっていて凄い。
ウケも勿論よかったし、ウケ以上の面白さを感じる部分もあって。
ラフ次元もギャロップも見る人を選ばなさそうな王道の漫才、という感じで良い対決だった。
・ラフ次元 1点:0人、2点:16人、3点:84人 ⇒284点
・ギャロップ 1点:0人、2点:15人、3点:85人 ⇒285点
1点どころか2点すらも押させない!みたいなネタ同士の戦いで、1点差の決着も含めここが一番盛り上がってたかも。
ということで本日の4対戦が終了し、
スピードワゴン、三四郎、超新塾、ギャロップの4組が5/20のグランプリファイナルへ。
明日の組み合わせを見て、
野田「かもめんたると囲碁将棋、どうやって審査すんだよ」w
村上「みなさん、今日でよかったですね」
ここで配信終了。
お疲れさまでした!という空気の中、野田「みなさんも」と審査員を気遣う野田さん。
小室アナにも、野田「助かりました!」と礼していたのもよかった。